南アルプス市でサクランボの収穫がピークを迎えています。しかし農家を取材すると大きな異変が起きていました。

浅川博仁記者:
シーズンを迎えているサクランボですが、今年は実のならないものが多いといいます。
サクランボ農家 「清澄園」秋山康子さん:
今年は、普通だとあと2つか3つぐらい実が付くんですけど、1個でも尊い。

南アルプス市百々の観光農園です。
「佐藤錦」や「高砂」が今年は例年の3割から多くても5割ほどしか実っていません。
今シーズンは新型コロナウイルスによる行動制限が緩和され、サクランボ狩りに大きな期待を寄せていましたが…
「清澄園」秋山康子さん:
問い合わせの電話も結構多かったし、注文もそれなりにあったけど全部断った。
一応予約は取っていたんだけど、もう(サクランボが)無いから。
問い合わせは、去年の3倍近くありましたが、今週末の受け入れを断りました。