77人が犠牲となった広島土砂災害から、9年を迎えました。被災地では、追悼の祈りが捧げられています。

広島市安佐南区八木3丁目の県営緑丘住宅にある慰霊碑前で開かれた献花式には、遺族や地域の住民など、約40人が参列しました。

この地区では、大規模な土石流で25人が亡くなりました。式では、広島市の松井市長が追悼の言葉を述べました。このあと、参列した人たちが慰霊碑に花を供えていきました。

追悼に訪れた人
「町並みは変わっていくが、あの時の情景が大雨が降ると、まだまだ心の中にあって、亡くなられた方は本当に無念だったろうと、いつも思っている」

20日は、安佐南区役所などに追悼の献花台が設置されています。