■プロ野球 DeNA 2-1 阪神(18日・横浜スタジアム)
3位・DeNAは首位・阪神とのカード初戦を逆転で制した。チームは2連勝で54勝50敗3分の貯金4。
今季17度目先発の東克樹(27)は、7回101球を投げ、7安打1失点(自責1)と好投し、プロ入り2度目の10勝に到達。巨人・戸郷、広島・床田に並びリーグ最多で、ルーキーイヤーの18年にマークした自己最多11勝まであと1勝となった。
東は立ち上がり、近本と大山にヒットを許すと、2死一・三塁でノイジーのタイムリーを浴び、先制点を奪われた。
打線は阪神先発の村上に対して、3回までチームのヒットは宮﨑敏郎(34)の1本のみ。1点を追う4回は、その宮﨑がレフトへ17号ソロを放ち、1-1の同点に。
東は3回から6回まで4イニング連続の3者凡退と、初回の失点以降、安定したピッチングを続けた。
だが7回は、1死で佐藤輝のヒットから3連打を許し1死満塁のピンチを招いた。ここで村上の代打・ミエセスにフルカウントから粘られ、11球目をサードに弾き返されたが、強烈な打球も宮﨑の好捕でダブルプレーで切り抜けた。東はミエセスとの対戦中に足がつった様子で、一度コーチがマウンドに向かうも続投し、気迫の投球で抑えた。
直後の攻撃で2死から梶原昂希(23)がヒットで出塁すると、山本祐大(24)がレフトへのタイムリー2ベースを放ち、2-1と勝ち越しに成功。東は前回11日の巨人戦に続き、降板直後の勝ち越しで勝利投手の権利を得る。
リリーフ陣は8回のウェンデルケン(30)が2死三塁で大山を二ゴロ。9回は森原康平(31)が締め、1点リードを守り切った。森原は7セーブ目を挙げた。