ガソリン価格の高騰が止まりません。新潟県内のレギュラーガソリンの小売価格は15年ぶりの“高値水準”となっていて、ガソリンスタンドからも客からも苦しい声があがっています。
新潟市内を車で走っていると、レギュラーガソリンは軒並み1リットル当たり170円台。中には181円と表示されている店もあります。

石油情報センターによりますと、14日時点の県内のレギュラーガソリンの小売価格は1リットル当たり179.2円で、4週連続の値上がりとなりました。これは15年ぶりの高値の水準です。
新潟市西蒲区にあるガソリンスタンドの18日の価格は171円でしたが…

【イエスト 平倉浩幸 常務】
「7月中旬から今現在まで、10円以上仕入れ価格が上がっています。本当、心が痛いです」
さらに6月から見ると20円ほど上がっているといいます。値上げの背景には円安や原油相場の上昇に加え、石油元売りに対する政府の補助金が段階的に縮小されていることなどがあります。

【給油に来た人】
「結構、遠出するので、毎週ガソリン入れなきゃで…高くて大変です。ドライブとか趣味だったんですけどあまり行けなくなりました」
「来週高くなるっていうから、きょう入れに…」
Qちょっとでも安いうちに?「そうそう」

値上げの影響が特に大きいと話す男性も…
【給油に来た人】
「かなりきついですね、車が大きいからなおさら…燃費が良ければいいんだけど…」

店によりますと仕入れ価格の高騰に伴い、週明けにも4円ほど値上げせざるを得ない状況で、店にとっても苦悩の日々が続いています。
【イエスト 平倉浩幸 常務】
「日夜努力してしっかり交渉して仕入れて、なるべく価格も抑えながら毎日やっているが、どうしてもの時は上げざるを得ないこともあるがご理解をお願いしたい」
政府の補助金は9月末に終了する予定で、今後も家計への負担は増え続けそうです。
