鳥取県東部を中心に大きな被害をもたらし通過した今回の台風7号ですが、今後も山陰地方では雨が降りやすい天気が続きそうで、引き続き土砂災害などに警戒が必要です。


気象予報士 石川博康
「台風は山陰から遠ざかりましたが、引き続き土砂災害に警戒が必要なんです」

今回の台風、本州に上陸する前から北寄りの湿った空気が鳥取県の東部を中心に流れ込み続けました。
さらに台風は東西にブレることなく、真っすぐ北寄りの進路をとり続けて山陰に近づいたため、雨のエリアが鳥取東部に集中しました。

雨の量も鳥取でかなり多くなりました。
200ミリを超えると災害の危険性が高まるとされていますが、鳥取市の佐治で500ミリを超えたのをはじめ、鹿野でも490ミリなど記録的な大雨となりました。

気象予報士 石川博康
「台風は離れましたが、あす以降も引き続き雨の降りやすい天気になりそうです。」

17日は台風とは別の低気圧が西からやってくる見込みで、山陰でも雨の天気になりそうです。
地盤がかなり緩んでいますので少しの雨でも土砂災害が起こる可能性があります。
近くの山や崖には近づかないようにしてください。

この先の天気ですが、週末になると天気が回復しそうです。
台風に向かって南寄りの風が流れ込む見込みで、フェーン現象も起きそうです。
台風のあとは猛烈な残暑に十分警戒してください。