16日未明、富山市の商業施設の駐車場で、車内にいた女性が狙われる強盗事件がありました。容疑者は助手席のドアを開けて車内に押し入り、カッターナイフを突きつけ現金を奪ったということで、警察は強盗事件として捜査しています。

加賀谷悠羽記者:「現場は国道41号沿いの商業施設の裏手、こちらになります。複数の飲食店が並んでいて、いまはたくさんの車が停まっていますが、夜中の人通り・車通りはほぼないということです」

周囲の商業施設が明かりを消した16日午前2時半ごろ。富山市太郎丸西町の自動車用品店の敷地にある駐車場で、駐車していた40代の女性の車に男が押し入りました。

男は助手席のドアを開け運転席にいた女性にカッターナイフを突きつけ「動いたら刺すぞ」と脅したうえ、女性のバックのなかから現金数万円が入ったビニールケースを奪い逃走しました。

加賀谷記者:「事件当時、地面には、男が捨てたカッターナイフやウェットティッシュなどが散乱していたということです。また警察によりますと、男は住宅が建ち並ぶ西の方角へ走っていったということです」
女性は警察に通報し念のため病院に搬送されましたが、命に別状はないということです。
警察によりますと女性は男と面識がなく、逃げた男は身長およそ170センチのやせ型、黒色目出し帽に黒いタンクトップと半ズボンを身に着けていたということです。男はいまも逃走していて付近住民からは不安の声が聞かれました。

近所の人:「ちょっと怖いね」
近所の人:「なるべく夜中は(外に)出ないようにしていますけど、いやですね」

この女性は警察の鑑識活動に立ち会ったといいます。

女性:「本来被害者の人がするらしいけど、救急車に乗らなきゃいけなかったから」「ずっと住んでいるが何もなかったし。夜(外に)出ることはもうないかなと思います。ちょっと怖いなって。何かあってからではもう遅いし」

警察は、被害にあった女性から当時の詳しい状況を聞くとともに、周辺の防犯カメラの映像を確認するなど捜査を進めています。
