早くも新米が食卓に並びます。極早生品種『葉月みのり』の品質検査が16日、新潟県柏崎市で行われました。連日の猛暑で一部のコメに高温障害がみられましたが、出来は良好だということです。

米どころの新潟県内でいち早く出荷される極早生品種『葉月みのり』。
新米の品質をチェックし、その等級を格付けする検査が新潟県柏崎市で始まりました。

今年収穫する『葉月みのり』の量は、平年並みの585トンを見込んでいます。
しかし関係者が「過去にないほど…」と口を揃える連日の猛暑。高温と雨不足が稲を襲い、品質への影響が心配されていました。

【葉月みのりの生産者 竹内美博さん】
「手塩にかけて、稲に寄り添いながら一生懸命作ってきた。検査に向けて今、本当に一等米になるよう祈るような気分」

検査では、色や形といった見た目や粒の大きさ、水分量などを細かく確認します。『葉月みのり』は収穫が早い品種のため、生育の前半では暑さを避けられましたが、梅雨明け以降、一部の稲が『高温障害』に…
その影響で白く濁ったコメや粒が未熟なコメがやや見受けられるものの、一等米の比率は88.2%で、関係者は「踏みとどまった」と評価します。

【JAえちご中越 経営管理委員会 渡辺吉隆さん】
「近年にない高温が続いたので、非常に“等級”は懸念していた。コメの出来は農家の皆さんが水管理を徹底してくれた賜物かなと…」

甘みが強く、炊いたときのツヤが持ち味の『葉月みのり』は19日から店頭に並ぶ予定です。