中国電力が山口県上関町に提案した中間貯蔵施設の建設に向けた調査について、周辺の市や町の議員らが許可しないことなどを求め、上関町長に申し入れました。

申し入れをしたのは、「上関原発」建設計画に反対する2市4町議会議員連盟です。

議員連盟会長の中川隆志 柳井市議が、西哲夫 上関町長に申入書を手渡しました。


議員連盟では「上関町と周辺自治体住民の中間貯蔵施設に対する不安が払拭されない限り、調査の許可をしないこと」などと求めました。

「上関原発」建設計画に反対する2市4町議会議員連盟 中川隆志会長
「地域として移住しようとか企業としてこっちに進出しようという方々に対して、非常に後ろ向きなことになるんじゃないかと地域の振興ということよりも、むしろ、衰退を速めることになるのではないかと非常に懸念しています」


上関町では8月18日に町議会の臨時議会が開かれ、質疑や議決のない行政報告として、中国電力からの調査提案が取り上げられる予定です。


西町長は議員の意見をもとにこの提案について判断し、その日のうちに中国電力へ考えを伝える予定です。