気象庁 大気海洋部 杉本悟史 予報課長
「鳥取県の市町村に大雨特別警報を発表しました。今後、他の市町村にも大雨特別警報を発表する可能性がある。特別警報が発表されてから避難するのでは手遅れになる」

気象庁は、きょう午後4時40分に鳥取県東部に大雨特別警報を発表したことに伴い、国土交通省と合同で緊急記者会見を行いました。

特別警報が発表されているのは鳥取市北部と南部ですが、鳥取市の佐治では降り始めからの雨量が、きょう午後3時までに384.5ミリと、普段の年の8月1か月間の降水量のおよそ2.2倍を記録するなど、これまでに経験したことのないような大雨になっています。

特別警報が発表された地域では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に最大級の警戒が必要ですが、気象庁はほかの市町村にも、今後、特別警報を発表する可能性があるとしています。