世界のトップ16チームが集結したバレーボールネーションズリーグの男子予選ラウンドが日本時間9日、ブラジルで開幕。フィリップ・ブラン監督(62)の初陣となる日本代表(世界ランク11位)は、オランダ(同16位)にセットカウント3ー1で逆転勝利し、開幕戦を白星スタートとした。(22-25、26-24、25-22、25-17)

第1セットを奪われ、第2セット中盤までオランダに苦戦していた日本はシニア代表デビューの村山豪(23)を投入。ジャンプ力を活かしたブロックなどで6点差を逆転し、セットカウント1-1とした。村山は大会前に「ネーションズリーグでも、効果的なブロックを大事にしていきたい」と話していたが、日本に流れを引き寄せ、しっかり役割を果たした。

第3、第4セットはスタートからコートに立った村山がチーム2位タイとなる12得点をマークし、日本の逆転勝ちに貢献した。試合後のインタビューで「苦しい状況でもチーム一丸となっていたのは、凄くチームとしてもひとつひとつ成長できると思うので、そういった意味でも大事な1勝だったと思います。デビュー戦だったんですけど、自分のやるべきことをしっかりやってチームに貢献できて良かった」と話した。