ウクライナ海軍は、ロシア軍の封鎖により黒海の港に足止めされた民間船舶のための“臨時航路”が設置されたと発表しました。

ロシアは先月、黒海を通じたウクライナ産穀物の輸出に関する合意から離脱しましたが、その後はウクライナの港に入ろうとするすべての船舶は軍事物資を積んでいるとみなすと強く警告しています。

こうした中、ウクライナ海軍は10日、黒海の港に民間船舶を出入りさせるため“臨時航路”が設置されたと明らかにしました。

まずはオデーサなど3つの港に足止めされている船を出港させるということで、軍の報道官はロイター通信に対し、人道目的だと示すため、船にカメラを設置し映像を流すことになると説明しています。

ただ、軍は「全ての航路でロシアによる軍事的脅威や機雷が残っている」とも指摘しています。