ブラジル外務省は、ブラジルと日本の両国民が観光などの目的で双方に入国する場合、短期ビザの取得を免除すると発表しました。

ブラジル外務省は9日、ブラジルと日本の両政府が90日以内の訪問を目的とした短期ビザを互いに免除すると発表しました。免除措置は今年の9月30日から適用され、期間は3年間としています。

今回の相互免除措置は、5月に開催されたG7広島サミットで日本を訪れたルラ大統領が岸田総理と首脳会談で議論したことがきっかけだとしています。

ブラジルに滞在する日本人の短期ビザをめぐっては、ボルソナロ前政権時代には観光促進を目的として短期ビザを免除する措置をとっていました。

しかし、ルラ政権は日本側がビザの相互免除に応じなかったとして、10月1日からこの措置を取りやめると発表していました。