60年以上にわたって提供されてきた東海道新幹線の「ワゴン販売」が10月末に終了することに。なぜ廃止になったのか?その理由を詳しくみていきます。
人気のスイーツは「オーボンヴュータン」
熊崎風斗キャスター:
東海道新幹線の「のぞみ」、「ひかり」で、車内でのワゴン販売が10月末で終了となります。

SNS上では、「買って持ち込むより、なぜかうまく感じるビール…ああ寂しい」とか、「旅の醍醐味だったのに…」とかいう声。ワゴン販売にお世話なったという方も多いんじゃないでしょうか。
井上貴博キャスター:
なんか情緒、風情として、お世話になった以上に、あの情景がこびりついてるな。
田中ウルヴェ京 スポーツ心理学者(博士):
やっぱりなくなるって聞くと、あれってありがたいものだったんだよなって改めて思っちゃう。小さい頃のイメージで、楽しかった。
井上キャスター:
食堂車の廃止もこんな感じだったんでしょうね。
熊崎キャスター:
東海道新幹線が、1964年に開通。ワゴン販売は、開通当初から続く、まさに旅のお供。

商品のラインナップは、朝・昼・夕方・夜の4パターンありまして、例えば、朝は軽食、サンドイッチなどを豊富にしたり、夜はアルコール類を増やしたり。
一番人気は、コーヒー。車内でドリップをしているそうです。弁当も人気です。
おもちゃも人気で、お子さんが泣いたときなど、おもちゃを買ってあやす人も。
人気のスイーツは、老舗の菓子店「オーボンヴュータン」。焼き菓子の詰め合わせが非常に人気で、品薄状態になることも多くあるということでした。