宮崎県高原町の一部の地域では、台風6号による大雨の影響で、10日未明から断水が続いています。

高原町によりますと、広原地区の376戸で、10日未明から断水しました。

大雨の影響で水源地に土砂が流入し、水に濁りが出たため、配水できなくなったということです。

(高原町立広原保育所 林由美子所長)「でないですね、残念ながら・・・」

この地区にある保育所では、蛇口から水が出ない状況が続いていて、職員たちが対応に追われたほか、園児たちに節水を呼びかけました。

(高原町立広原保育所 林由美子所長)
「みんないつも手を洗う時、(蛇口を)キュってしたらジャーって出るでしょ。それが出なくなったんだって。なので水を大事に使ってください」

断水を受け、保育所には、町の社会福祉協議会から園児や職員の飲料水や生活用品が届けられました。

(高原町立広原保育所 林由美子所長)
「今日は朝一斉メールで(保護者に)できるところは水筒をお持ちください。助かりますって送りました。夏の一番の楽しみのプールができないとなるのも、子どもたちはちょっとかわいそうですね」

現在、高原町では、水源地の復旧作業を行っていて、このうち、およそ320戸は断水が随時解消していますが、残りおよそ50戸はめどは立っていないということです。