台風6号による大雨の影響で、宮崎県内では土砂崩れも相次いで発生しました。高原町では土砂崩れのため住民5人が一時孤立しました。
(新屋敷さつき)
「日之影町です。こちらでは国道沿いの斜面が崩れ、道路をふさいでしまっています。これから重機を使った復旧作業が行われるところです」
10日未明、日之影町七折の国道218号で、斜面が幅10メートルに渡り崩れているのが見つかりました。
崩れた土砂は、向かいにある民家の敷地まで押し寄せました。
(住民)
「雨、風の音で全然わからなかった。びっくりした。車のそこまでいっぱい来ていたから」
現場は、一時、全面通行止めとなりましたが、土砂の撤去作業が終了し、現在は通行可能です。
10日午前2時半に大雨警戒レベルで危険度が最も高い「緊急安全確保」が発令された日之影町。普段は静かな町内の川は水かさが増し、茶色の濁流が勢いよく流れていました。
(新屋敷さつき記者)
「日之影町では、こちら日之影川沿いを走る道路が、大雨の影響でしょうか、崩れてしまっています」
日之影川沿いの県道6号では、およそ30メートルに渡って路肩が崩落し、現在、通行止めとなっています。
(長友幸生記者)
「台風6号による土砂崩れで、倉庫もなぎ倒され、奥にある道路もふさいでしまっています。現在急ピッチで復旧作業が行われています。」
高原町の下広原地区では、土砂崩れで住民5人が一時孤立しました。
(住民)
「地震みたいなのがして、ドォーンっていったんですよね」
「なんか震えましたね」
県によりますと、午後3時現在、冠水や路肩決壊などにより、国道と県道、合わせて41路線56区間で通行止めになっているということです。