エアレースパイロットの室屋義秀さんが次の世代のパイロットを発掘して育てる日本初のプログラムは、スタートから3か月がたち、選考会を兼ねる3回目のキャンプが始まりました。
集まったのは、前回の選考会で合格した候補生8人です。レースパイロットプログラムは当初32人でスタートしましたが、体力テストや英会話など厳しい試験をへて4分の3の候補生がすでに脱落。
10日から4日間の日程で行われる3回目のキャンプでは、2人乗りのモーターグライダーを使って飛行適性検査が始まりました。
室屋さん「上空でどれくらい対応できるか、飛行時間の中でどれくらい成長していくかを教官が見て評価していきたい。半分くらいは飛行機全く飛んだことがない子たちなので、最初ちょっと空の楽しみ方、景色とか楽しんでもらって」
エアレースパイロットを目指す候補生たちは、教官の指導を受けながらモーターグライダーでの初飛行にのぞみ、眼下に福島の街並みを見下ろしながらパイロットの夢をふくらませていました。
初飛行した候補生・有村琉世さん(大学4年生)「楽しかったけど、とても緊張してガチガチでした。まずは第一歩の経験ができた」
今回の選考会では、最終日の13日に次に進むことができる合格者が発表されるということです。














