宮崎県内は、台風6号の影響で9日夜から10日未明にかけて、線状降水帯が相次いで発生しました。
小林市では住宅の浸水被害が発生しています。

気象庁は、9日午後9時と10日午前1時40分、県内を含む地域での「線状降水帯発生情報」を発表しました。

このうち一時、大雨警戒レベルで危険度が最も高い「緊急安全確保」が発令された小林市では、観測史上最大となる1時間に93.5ミリの猛烈な雨を観測し、各地で道路が冠水しました。

一夜明け、小林市では、住宅の浸水被害が確認されました。

市によりますと、床上浸水2棟、床下浸水3棟が確認されていますが、今後、さらに増える見通しだということです。

(JNN取材団 竹本真菜記者)
「宮崎県小林市の県道104号です。崩れた土砂により道路が完全にふさがれてしまっています」

また、小林市内では倒木により道路の通行止めが相次いでいます。

(記者)
「このあたりってこうやって崩れることは?」
(住民)
「初めて。だいたい、こう山がずれるってことがあんまりない。この辺りは」

県内では、今後も急な強い雨が降るおそれがあり、土砂災害などに厳重な警戒が必要です。