アメリカ・ハワイの観光地マウイ島で森林火災が発生し、これまでに6人の死亡が確認されました。空港では飛行機が欠航し、およそ1800人が足止めとなっています。

町中では火が立ち上り、大量の黒煙が空を覆っています。

8日未明、ハワイ・マウイ島で森林火災が発生しました。火は台風による強風の影響で燃え広がり、州当局は非常事態宣言を発令。周辺住民には避難指示が出され、学校も閉鎖される事態となっています。

森林火災は複数の場所で発生していて、地元自治体によりますと、これまでに少なくとも6人の死亡が確認されています。けが人も複数いるほか、小学校などの避難所に合わせて2100人が避難しているということです。

国の歴史保護地区にも指定されている観光地ラハイナでは中心部に火が到達し、歴史的建造物などに大きな被害が出ているということです。

煙の影響で、マウイ島のカフルイ空港では飛行機が欠航するなどの影響が出ていて、約1800人が足止めされているということです。

現地では9日も空気が乾燥し、強風も予想されるなど火が燃え広がりやすい状況だということで、当局が警戒を強めています。