ドイツ連邦検察庁は9日、ロシアに機密情報を流した疑いで軍事調達機関の職員の男を逮捕しました。

ドイツ連邦検察庁によりますと、逮捕されたトーマス・H容疑者は、武器から軍服まで軍のあらゆるものを調達する機関に所属する職員で、職務上知り得た情報をロシアの情報機関に提供した疑いがもたれています。

男はベルリンのロシア大使館やボンの領事館に自ら接触し、情報提供を申し出ていたということで、9日、男の職場や自宅の捜索が行われました。

男の役職やどのような情報を提供していたかについては明らかにされていません。