ロシア教育省はプーチン政権の主張に沿って、ウクライナ侵攻を正当化する内容が盛り込まれた新たな歴史教科書を公表しました。

ロシア教育省は8日、9月の新学期から日本の高校生に相当する生徒たちが使用する新たな歴史教科書を公表しました。

教科書には、ロシアが「特別軍事作戦」と称するウクライナ侵攻についての新たな章が設けられ、ロシアメディアによりますと、そこには「西側諸国の最終目的はロシアを解体し、その資源を管理することだ」「ロシアは英雄の国だ」などとプーチン政権の主張に沿って侵攻を正当化する記述が目立つということです。

教科書を監修したのは保守的な思想で知られるメジンスキー大統領補佐官らで、中学生に相当する生徒向けの教科書についても来年9月までに完成させるとしています。