8月9日は8と9のゴロ合わせで「パクチーの日」とも言われています。パクチーは別名「コリアンダー」や「中国パセリ」などと呼ばれるセリ科の植物で、独特の風味が特徴です。

番組のインスタグラムで行った「パクチーが好きか?」アンケートによりますと、好き19%、苦手67%、どちらでもない14%という結果になりました。このパクチーの独特な風味の感じ方に、遺伝子的な違いがあることがわかりました。

東南アジアの料理でおなじみのパクチー。独特の風味があって、好き嫌いが分かれる食材でもあります。JR金沢駅近くにあるベトナム料理店では、店主が育てた自家製のパクチーを定番の麺料理であるフォーに具材としてトッピングできます。

ベトナム料理では定番のフォー

MRO北陸放送・牛田和希アナウンサー
「パクチーの香りがいっぱいですね」

バイオベンチャー企業のユーグレナによりますと、独特なパクチーの風味を苦手と感じる遺伝子の型があることがわかりました。

ユーグレナ バイオインフォマティクス 事業部・岩田修 部長
「何らかの過程で石川県にはパクチー好きな方が集まっているというのが我々のデータではわかってきた」

遺伝子の解析の結果、パクチーの風味を苦手と感じる遺伝子型が全国で最も少ないのは石川県で、全体の44.7%。

ユーグレナの調べによると…

一方で苦手と感じる遺伝子型が多いのは福井県、熊本県、三重県と続きます。ユーグレナでは、石川県と福井県の食文化と物流の違いに着目しています。

ユーグレナの調べによると…

ユーグレナ バイオインフォマティクス 事業部・岩田修 部長
「福井県はサバがあがってきたり、ほかの食材を京都や大阪に届けたりするときに鯖街道と呼ばれるところを周辺に文化が形成されてきたが、石川県では、そういう遺伝子が伝わらなかった」