台風6号の影響で宮崎県内は大雨に加え、強い風も吹きつけました。この雨や風による県内各地の被害が徐々に明らかになってきました。
(渕 雅顕 記者)「強い風とともに叩きつけるような雨が降っています」
9日午前4時の宮崎市街地。大粒の雨が車のフロントガラスを打ちつけ前が見えにくい状態に・・・
高千穂町でも雨が風にあおられ、周りの風景が白くかすんで見える状態になりました。
また、普段は風光明美な高千穂峡では、川の水位がかなり上昇し、濁流と化しました。
降り続く雨に住民の警戒感も強まっています。
(新屋敷さつき記者)
「美郷町です。現在横なぐりの雨が振っています。こちら和田地区では去年の台風14号で浸水被害を受けていて、住民の警戒感が高まっています」
(住民)「(Q.どうですか川の状況は?)見る限りやばいでしょうね。急に増えますもんね。これが予測できないから」
さらに諸塚村では、県道横の斜面から道の真ん中に大きな岩が転がり落ちていました。
台風による影響は、大雨だけではありません。
(渕 雅顕 記者)
「こちら宮崎市役所の南側ですが、時折立っているのもやっとなほど強い風が吹き付けてきます」
強風による被害も徐々に明らかになってきました。
日南市北郷町では、木が根こそぎ倒れ、道路をふさいでいたほか、店の外壁の一部が風に飛ばされ、はがれ落ちました。
さらに、農業用のビニールハウスは、一部むき出しになり強風にあおられています。
また、小林市では、倒木により通行止めになっているところも・・・
(丸山敦子記者)
「こちら、両隣には木々が生い茂り、風に揺れる音がゴーっと鳴り響いています。また、あちらの電線に木が倒れかかっています」
さらに、小林市では別の場所でも倒木が相次ぎ、役場の職員がおよそ10人体制で撤去作業にあたっていました。
こうした状況の中、きのうから開設されている都城市の避難所では・・・
(丸山敦子記者)
「きのうから開設されているこちらの避難所。けさ早く一度帰宅した人もいるようですが、2日連続泊まることを検討している人もいるようです。」
(記者)
「雨の音とか風の音とかどうでした?昨日の夜は」
(避難者)
「怖かったです家にいるよりは安心でした、雨の状態ではもう一晩(避難所に)居てもいいかなと」
動きの遅さから「ノロノロ台風」とも呼ばれている台風6号。雨や風による被害の長期化が懸念されています。
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