2021年、富山県高岡市で自宅に放火し、一審で実刑判決を受けた女の控訴を棄却です。

現住建造物等放火の罪に問われているのは、高岡市の無職・越前寧美被告(48)です。

越前被告は2021年、高岡市の自宅にマッチで火をつけ、住宅2棟に延焼させたとして、富山地裁で懲役4年6か月の実刑判決を受けましたが、その後、控訴していました。

8日の控訴審判決で名古屋高裁金沢支部は、「一審の判決に事実誤認はない」として、被告側の控訴を棄却。

判決を聞いて、声を出すことができない失声症の越前被告は、突っ伏して涙を流している様子でした。

被告の弁護人は「納得できない」と話し、上告については本人と相談して決めるとしています。