歴史ある“棚田”被害で『廃村の危機』
大友治さん「これが去年8月の大雨で土手がまるごと崩れて田んぼに土砂が入った」

喜多方市山都町の大友治さん。地区の「上堰棚田(うわぜきたなだ)」を管理しています。

「上堰棚田」は美しい景観を未来に残そうと創設された、農林水産省の「つなぐ棚田遺産」にも選ばれた300年近く続く歴史ある棚田です。

しかし、去年の大雨でのり面は大きく崩れ落ちました。さらに、棚田に通じるおよそ6キロの水路は土砂で寸断され、水の供給ができなくなりました。

大友さん(去年9月)「水路がなければ田んぼは1枚も作れない。上堰棚田と呼ばれるものがゼロになってしまう。極端に言えば『廃村の危険』もある」