岸田総理は、一人暮らしの高齢者などへの支援について「省庁横断で相談体制の整備などに取り組むことを検討する」と表明しました。

岸田総理はきょう、人口に占める一人暮らしの高齢者の割合が全国で最も高く、孤立や孤独の問題を抱える東京・豊島区の区役所を訪問し、次のように述べました。

岸田総理
「安心して民間事業者による身元保証等のサポートを受けることができる、こういった仕組み作り。十分な資力がない高齢者への相談体制の整備など、省庁横断的な視点で取り組みを検討してまいりたいと考えています」

岸田総理は区の担当者らと相談支援などの取り組みについて意見交換を行い、「豊島区で向き合っている課題は、高齢化が進む我が国において避けて通れない課題」としたうえで、「1人でも安心して年を重ねることができる社会を作っていく」と決意を語りました。

岸田総理はきょう午前、自民党議員らによる勉強会から身寄りのない一人暮らしの高齢者への支援などに関する提言を受け取っています。