6日、投開票が行われた宮城県加美町の町長選挙で、初当選した石山敬貴氏に当選証書が交付されました。石山氏は、計画中の風力発電事業について、中止させる意向を改めて表明しました。

このうち、加美町長選挙で現職を破り、初当選を果たした元衆議院議員の石山敬貴氏(53)。一夜明けた7日、当選証書を受け取りました。

加美町長に初当選した石山敬貴氏:
「改めて身が引き締まる思い。若い人たちでも残れるような町、働く場所を創出していくことに重点を置いていきたい」

選挙戦で石山氏は、町内で計画されている風力発電事業を中止させるなどと訴えました。

加美町長に初当選した石山敬貴氏:
「計画中の風力発電に関しては、町有地を貸し出すことはせず、山林を守りながら150基の建設計画には反対を表明していく」

また、建設中の風力発電についても事業者との契約の見直しに全力を傾けるとしています。投票率は67.6%と、前回を1.12ポイント上回りました。

6日は、川崎町の町長選挙も投開票が行われました。無所属で現職の小山修作氏(65)が4回目の当選を果たしました。

川崎町長に4選を果たした小山修作氏:
「当たり前のことをスピード感を持ってやっていく、これがこれからの行政の課題だと思っている」

投票率は59.64%と、前回を11.48ポイント下回りました。