大腸の疾患などで人工肛門を作った人、いわゆるオストメイトを支援しようと宮崎大学の外科医や看護師などによるVRアプリの開発が進められています。

オストメイトになると、排泄物を排出するための袋のつけ方などを学ぶ必要がありますが、短い入院期間の中でトレーニングを行うには限りがあるため、退院時に不安を抱えている人が多いのが現状です。

この問題を解決しようと、宮崎大学附属病院の外科医や専門の看護師らが中心になって開発が進められているのが、VRトレーニングアプリです。

アプリでは、人工肛門のセルフケアの方法をVRの映像を見て学ぶことができるほか、医療従事者や学生、それに家族なども同じように学べるよう開発が進められているということです。

(宮崎大学医学部外科学講座 甲斐健吾助教)
「このプロジェクトを成功させることによって、患者さんに少しでも安心とか笑顔そういったものを届けられるような製品を作っていけたらいいなって思っています。」

このアプリは、来年度の完成を目標にしていて、7日から資金調達のためのクラウドファンディングも始まっています。