熊本県の教育委員会がホームページで公開した、いじめに関する報告書の黒塗りの部分が閲覧できる状態だった問題で、別の報告書では、約3年間同じ状態だったことが明らかになりました。
熊本県教育委員会は8月、ホームページで公開した東稜(とうりょう)高校で起きたいじめに関する第三者委員会の調査報告書について、個人情報を黒塗りした部分が一時外せる状態だったと謝罪しました。

この問題を受けて、8月4日、熊本県子ども家庭福祉課がホームページで公開している3件の調査報告書を調べたところ、『2018年に県北の高校に通っていた女子生徒が自殺した件の報告書で、被害者が特定される可能性がある3か所の黒塗り部分が一定の操作を行うと閲覧できる状態』になっていました。

報告書は3年前から公開されていて、熊本県は問題に気付いた当日にデータを差し替え、遺族に電話で説明と謝罪を行ったということです。

子ども家庭福祉課は「報告書を公開した時点ですでに遺族が被害者の名前を公表していたため個人情報流出の危険はないと考えている」とする一方で、「不適切な手続きだったため、再発防止に努める」としています。

今回の件について、遺族は「今回のことを記録に残し、管理体制の徹底に努めてもらいたい。今後は、経緯を聞いた上で再発防止策について要望したい」とコメントしています。














