仙台市中心部のファッションビル「仙台フォーラス」が、ビルの劣化調査と大規模改装のため来年3月から長期休業に入ることが分かりました。営業再開の時期は未定だとしています。

来年3月1日から長期休業に入るのは、仙台市青葉区一番町の仙台フォーラスです。運営会社によりますと、ビルや設備の老朽化に加え、東日本大震災や去年、2021年の福島県沖地震で損傷を受けていて、長期的な安全性を確保するため、建物の傷み具合などを確かめる大掛かりな調査を行うということです。その後、調査結果を踏まえた大規模な改装工事を予定しています。営業の再開時期は未定ですが、年単位の時間を要するとみられています。

仙台フォーラスは、地上8階、地下3建てで、1975年にジャスコ仙台店としてオープンし、1984年に現在の形に業態転換。最先端のファッションの発信地として親しまれてきました。

再開後について運営会社はコンセプトの見直しも含め「地域に根差し、貢献できる施設にすべく検討を進める」としています。

なお、「耐震補強工事は実施済みで現在の建物の安全性は保たれている」としています。