サッカー明治安田生命J1・アルビレックス新潟は5日、アウェーで名古屋グランパスと対戦し0対1で敗れました。

リーグ3位、堅守が持ち味の名古屋との決戦の舞台は“聖地・国立競技場”。5万7000人が集まったスタジアムには多くのアルビサポーターも詰めかけ、選手たちを後押ししました。

試合は前半14分に、右サイドから崩されると、最後は名古屋MF森下龍矢に押し込まれて先制点を奪われます。

それでもアルビは31分、中央でMF秋山裕紀が持ち上がると、左サイドを駆け上がったDF田上大地にラストパス。田上はシュートを放ちますが、キーパーに防がれます。このシュート後に田上が、スライディングで防ごうとしていた名古屋DF野上結貴の足を踏んでしまい、これが“退場にあたる危険なプレーか”VARでチェックが入りました。結局、主審によるオンフィールドレビューの結果、田上にはイエローカードが出されました。

後半、アルビはボールが持てるものの、堅守を誇る名古屋を前になかなか崩せません。
反対に後半13分には名古屋に攻め込まれ、ペナルティーエリアで相手選手を倒したとしてPKを与えてしまいます。しかし、守護神GK小島亨介が名古屋のFWキャスパー・ユンカーのシュートコースを見切り、値千金のスーパーセーブ!追加点を許しません。
その後、アルビはMF小見洋太やDFトーマス デンがシュートを放ち、何度も名古屋ゴールを脅かすものの得点が奪えません。

終盤には、名古屋MF米本拓司のFW鈴木孝司へのタックルを巡り、両チーム熱くなる場面もありました。さらに後半47分には米本と交錯した途中出場のMF太田修介が右足を負傷。交代枠を使い切っていたアルビは10人での戦いとなりました。その後も攻めこむものの、得点を奪えませんでした。
試合はこのまま終了し、アルビは0対1で敗れました。