3日夜、新潟市東区で住宅など9棟が焼ける火事があり、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。火元の家に住む91歳の女性と連絡が取れなくなっていて、警察などで確認を急いでいます。
火事があったのは東区中山の木造一部2階建ての住宅です。

警察と消防によりますと、3日午後6時40分頃、近くの住人から「家が燃えている」と119番通報がありました。
「一番ひどかったときはボーンボーンってはじけるような音がして、火の粉がすごく上がっていました」
炎は大きく燃え上がり、火の粉が周辺に飛んで、空に黒い煙が伸びていましたが、火は、およそ5時間半後の4日午前0時頃に消し止められました。

一夜明けた火災現場では実況見分が行われ、住宅街の一角には黒く焼け焦げた建物が確認できます。
火元の家が全焼して焼け跡から1人の遺体が見つかったほか、住宅と空き家合わせて3棟が全焼、住宅1棟が半焼し、4棟の一部が焼けています。
また、この火事の後、火元の家に1人で住んでいる91歳の女性と連絡が取れていません。

そのほか、近くに住む70代の男性が、消火活動中に右腕に軽傷を負いました。

警察と消防では、遺体の身元の確認とあわせて実況見分も行い、出火原因などを詳しく調べています。