山梨県北杜市の神社で3日夜、薪能が上演され、これに先立ち子どもたちが伝統芸能の「能」を体験する教室も開かれました。

北杜市小淵沢町にある身曾岐神社で3日に開かれたのは、市内の小中学生や高校生などおよそ100人を対象にした能の体験教室です。

毎年8月3日に開かれる八ヶ岳薪能の上演前に実施されたもので、振り付けや歌を笑顔で楽しみながら指導を受けました。

体験教室に参加した中学生:
「実際にやってみると足が痛かった。とても勉強になった」

その後の舞台では、野村萬斎さんによる狂言が披露されました。

そして舞台の脇にかがり火が灯され、能楽師の辰巳満次郎さんらによる能が上演されました。

揺らめく炎で舞台が照らされ、幻想的な雰囲気に包まれる中、観客は伝統芸能の奥深さを堪能していました。