台湾の頼清徳副総統がアメリカを経由して南米に向かうことについて、中国外務省は「断固として反対する」とする談話を発表しました。

台湾総統府は2日、頼清徳副総統が南米のパラグアイで行われる大統領就任式に出席すると発表。12日に台湾を出発し、アメリカのニューヨークを経由するほか、帰りはサンフランシスコを経由し、18日に台湾に戻るとしています。

これについて、中国外務省の報道官は3日、「台湾独立を求める勢力がアメリカに渡航することに断固として反対する」とする談話を発表し、アメリカに対し、頼氏のトランジットを認めないよう求めました。

そのうえで、「台湾問題は中国の核心的利益であり、中米関係における越えられないレッドラインだ」と警告。「国家主権と領土保全を守るために断固とした強い措置をとる」として、対抗措置をとる可能性に言及しています。

頼氏は来年1月に行われる台湾総統選に立候補を予定しています。

今年4月、蔡英文総統が経由地のアメリカでマッカーシー下院議長と会談した際、中国軍は台湾周辺で軍事演習を行っており、今回も軍事的緊張が高まる恐れがあります。