連日暑い日が続く中、新潟県警は新潟市内の保育園で「炎天下での子どもの車内放置は短時間でも命の危険が及ぶ」として注意を呼びかけました。

「子どもの車内放置、気を付けてくださいというチラシを作っていまして、ご家族で確認お願いします。もし見つけたら警察などに通報お願いします」

新潟市中央区の保育園で、警察官が園児を見送った保護者に渡しているのは、子どもの車内放置の防止を呼びかけるチラシです。

新潟県警や新潟県の職員らが、真夏の炎天下での子どもの車内放置は短時間であっても命の危険があるとして保護者へ注意を呼びかけました。

【保護者】
「車の中で(子どもが)寝ちゃうと、ちょっと寝させておきたいなという気持ちもわかるけど…車の中には放置しないように気を付けています」
「直接、警察官から『注意してください』と言われると身近に感じて、自分の周りでも気を付けなきゃと思うようになりました」

【新潟県警 生活安全部 人身安全対策課 脇屋栄 人身安全対策官】
「短時間でも(車内は)非常に高温で、危険な状態になりますので、ぜひそのような行動はやめていただきたい」

新潟県警によりますと、新潟県内の児童相談所へ寄せられた子どもの車内放置の報告数は去年14人で、去年5月には1歳の男の子が車の中に置き去りになり死亡しています。

今年は6月末時点で4人の車内放置が確認されています。0歳から3歳の子どもが多く、買い物の中の車内放置が大半だということです。