新潟県上越市寺町で2日夜、上越市と妙高市を結ぶ国道18号「上新バイパス」で走り去る“子鹿”が目撃されました。警察と市役所とで連携して警戒に当たっています。
警察によりますと「2日の午後8時15分頃に、シカが直江津方向に走っていくのを目撃した」という通報がありました。
通報した人は寺町インターチェンジ近くの職場から車で帰ろうとしていたところ「茂みの中からシカが出てきたので、刺激をしないように静かに見ていたら、そのまま上新バイパスの寺町インターチェンジを登り、バイパス上を直江津方向に走っていくの見た」などと話しているということです。
目撃されたシカは、背の高さがガードレールと同じくらいで茶色だったことから、警察ではニホンシカの“子ども”とみています。子鹿に角はありませんでした。
バイパス上を直江津方向に向かったということで、警察ではすぐに付近を捜索するなどしましたが、その後バイパスを走行している車などからも目撃情報は寄せられていません。
警察では、子鹿がバイパスのガードレールを飛び越えて「のり面」を下りて行った可能性もあるとしつつも、一つ間違えれば大きな事故になるん可能性もあるため、上越市役所と連携の上で警戒活動や住民への呼び掛けを続けています。