次々と浮上する、ビッグモーターの不正。

厳しいノルマがあったとみられていますが、なぜ、多くの社員が"不正"に手を染めてしまったのでしょうか?

ビッグモーター “ロイヤルファミリー”とは?

南波雅俊キャスター:
ロイヤルファミリーの存在が取り沙汰されていますが、現役社員によると、幹部2人と兼重宏一前副社長の3人が、ロイヤルファミリーと呼ばれていたということです。

実際に働いていた人たちの声です。

ビッグモーターの元店長は「ロイヤルファミリーの3人は、詰め方がきつかった。上からの圧力に耐えられず、不正をやらざるをえなかったのでは」と証言しています。

元社員は「成績が悪いと人権がないような扱いをされる。怖いし、不正してでも数字が上がっているように見せれば、評価されてしまう」と証言しています。

では、どのような指示系統があったのでしょうか。

ロイヤルファミリー中心に「厳しいノルマ」が課されていました。そして、店長と工場長らは「降格を恐れて不正指示」する。そして従業員が「不正を実行」したという流れが、これまで言われてきました。