街角や駅などで誰でも弾ける「ストリートピアノ」ですが、「うるさい」という苦情などで撤去されたケースが出ています。苦情が出ないようあの手この手の対策をとって設置にこぎつけたストリートピアノを取材しました。
駅で聴こえるピアノの音色。ことし6月、横浜市の地下鉄の駅に設置された「ストリートピアノ」です。
「ストリートピアノ」は誰でも弾けて、誰でも聴けることから、海外の例を参考に国内でも急速に広まりましたが…
張り紙
「駅ピアノの利用を休止・撤去します」
兵庫県加古川市のピアノは、演奏時間を守らない、「うるさい」などの苦情が駅利用者などから寄せられ、わずか半年ほどで撤去に。ほかの自治体でも利用休止となるところが出ています。
こうした中、横浜市の中山駅に設置されたピアノには、何重もの対策が…
記者
「ピアノを演奏しているところから、およそ10メートルのところに駅構内の案内板があるのですが、こちらの音声は非常にクリアに聞こえます」
「うるさい」と言われないよう、音を出すことが目的のピアノに敢えて音量を下げる“吸音材”を入れています。さらに…
GREEN LABEL理事 大塚孝之さん
「カメラの映像は今、24時間録画していると同時に、離れたところでスマートフォンで見ることができます」
動くものを検知して知らせるカメラが24時間トラブルを監視。また、ボランティアが異変がないかを見回り、SNSで情報共有する取り組みも。
利用のルールについては、演奏は1人10分間で、3分間の休憩を挟むこととなっています。
徹底された対策やルール。ただ、ここまでやらないとストリートピアノを守れないことに街の人は。
地元住民
「少し寂しい気持ちがあります」
「マナーやルールがすごく厳しく決められていると、弾きたい人も弾くハードルが上がってしまうと思う。周りの人も素敵だなと思ってくれるような世の中だったらいいなって思います」
ピアノを管理するスタッフはこう願っています。
GREEN LABEL 久原恵里子さん
「コンサート会場とはまた違うし、だけど公共の場だし、その場所によって色々な考え方があると思うんですけど、ピアノが置いてあることだけで心が豊かになる、そういう風になっていけたら」
誰でも受け入れられるピアノを目指して。模索は続きます。
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