甲府市中心街のかつてのシンボルが見納め目前です。
85年にわたって使われた岡島の前の店舗で、建物の解体工事の準備作業が始まりました。

山梨県内唯一の百貨店・岡島は今年2月に前の店舗での営業を終え、近くの商業ビル、ココリに移転しました。

前の店舗は1938年(昭和13年)に甲府市丸の内1丁目にオープンし、85年にわたって甲府市中心街のシンボルとして県民に愛されてきました。

甲府市によりますと、解体工事は東京の開発業者が甲府市の事業所などに委託して実施し、1日に準備作業が始まりました。

工事はまず、第1駐車場に使われていたアスベストの処理などが行われるということで、1日はトラックで発電機などを運び込みました。

解体されるエリアは旧店舗の本館や隣接するビルなどで、2025年3月末までに解体を完了する予定です。

なお解体後の跡地には、28階建てのマンションと商業施設が建設され、2028年にオープンする予定です。