新潟市出身の「書家」會津八一の書に親しんでもらおうと、石板に刻まれた八一の書画を写し取る『拓本』の講習会が新潟市で開かれました。
7月30日に開かれた講習会には、新潟市内の8つの高校の書道部員およそ50人が参加し、拓本には世界的に知られる奈良の職人が手がけた石板が初めて使われました。

石板に紙を密着させ、その上から綿を丸めた「タンポ」を使って墨を打ち、石板の凹凸を写しとる“拓本”。
講師の指導を受けながら、生徒たちは石板に刻まれた八一の書画を丁寧に写し取っていました。

【参加した生徒】
「自分が書いたことのない書体が多くて、これが書道なんだなって…」
「會津八一は色々な部門で活躍していてすごいなと思うし、偉大な先輩だなって思った」

「新潟市會津八一記念館」では、八一のことを広く市民に知ってもらおうと、八一が生まれた8月1日の前後に毎年、こうした記念イベントを主催しています。