ロシアの首都モスクワ中心部に再びドローンが墜落しました。ロシア国防省は「ウクライナによる攻撃」だとしています。

ロシア国防省は現地1日未明に、モスクワに「ウクライナがドローン攻撃を仕掛けた」と発表しました。このうち1機はモスクワ中心部のビジネスセンター「モスクワシティ」に墜落したとしています。

「モスクワシティ」には先月30日にもドローン攻撃があったばかりで、モスクワ市長は「ドローンは前回と同じ高層ビルに墜落し、21階部分が損傷した」などとSNSに投稿。けが人はいないとしています。

ウクライナでは中部クリヴィー・リフで先月31日、集合住宅などがミサイル攻撃を受け、内務省によりますと6人が死亡、75人がけがをしたということです。

自身の出身地への攻撃にゼレンスキー大統領は。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「これはテロだ。ほかに呼び方はない」

「市民や子どもたちに対する攻撃だ」と非難しています。

一方、ユネスコ=国連教育科学文化機関は、首都キーウにある聖ソフィア大聖堂などの世界文化遺産について、存続が危ぶまれる「危機遺産」に登録するよう勧告。来月の世界遺産委員会で審議されることになります。