パキスタンで、イスラム教の政党集会の参加者ら少なくとも54人が死亡した自爆テロ事件で、過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出しました。

アフガニスタンとの国境に近いパキスタン北西部で7月30日、イスラム教系の政党集会中に起きた爆発では、少なくとも54人が死亡、およそ200人が負傷したとされています。

この事件をめぐり、過激派組織「イスラム国」は31日、関連メディアのウェブサイトなどを通じて、自爆テロを認める“犯行声明”を出しました。

集会を開いた政党は、パキスタンの連立政権に加わっていて、アフガニスタンで実権を握るイスラム主義組織「タリバン」とも親しい関係にあるとされています。

地元当局は、タリバンと対立する「イスラム国」が、政党集会の場を狙ってテロを仕掛けたとみています。

パキスタンでは、今月中旬に国会下院が解散し、秋に総選挙が行われる見通しですが、政治活動の活発化に伴う治安のさらなる悪化が懸念されます。