4月に実施された全国学力テストの結果が公表され、大分県の小6は8位だった一方、中3は3教科すべてで全国平均を下回り38位となりました。

県教育委員会は小学6年生と中学3年生を対象にした全国学力テストと小学5年生と中学2年生に向けた県独自の学力調査の結果を公表しました。

全国学力テストには公立学校に通うおよそ1万8千人が参加し、OBSの集計によりますと、小学6年生は国語と算数を合わせた平均正答率が全国8位となった一方、中学3年生は国語、数学、英語すべて全国平均を下回り38位となりました。

県教委は、知識の活用を求める問題が増える中、コロナ禍で授業が制限され学びを深めることが難しかったことを要因の一つにあげています。

また、県が独自に実施した学力調査の結果は小学5年生が国語、算数、理科の3教科すべてで中学2年生も5教科すべてで偏差値50を上回りました。

県教委は秋に市町村別の詳細な結果を公表した上で分析を進め、授業改善につなげたいとしています。