企業の課長級以上の管理職に占める女性の割合が昨年度12.7%となり、現在の方法で調査を始めた2009年度以来、最多となりました。厚生労働省は「G7では最下位で国際的には低い水準だ」としています。

厚労省は去年10月時点で、従業員が10人以上いる6000の企業に対して「男女の均等な働き方」について調査し、およそ3000社から回答を得ました。

その結果、課長級以上の管理職に占める女性の割合は、前の年より0.4ポイント増えて12.7%で、現在の方法で調査を始めた2009年度以降、最多となりました。

ただ、厚労省は「女性管理職の割合はG7で最下位で国際的には低い水準だ」と評価していて、「去年から企業に男女の賃金の差を公表することを求めている。今後も女性が活躍できる取り組みを進めたい」としています。