44年間使われた旧校舎の取り壊しを控えた那覇市立識名小学校で、一風変わった「お別れ会」が開かれ夏休みの学校に子ども達の賑やかな声が響きました。

色とりどりの筆を手に、教室を彩る子ども達。

那覇市の識名小学校では44年間使われた旧校舎の取り壊しを前に、絵の具やチョークを使って絵を描くお別れ会が開かれました。

参加したのは在校生をはじめ地域に暮らす人々や卒業生で、40年あまりにわたって子どもたちの学びを支えた校舎に別れを告げました。

小4の女の子
「楽しいけど…。寂しいみたいな思いもある」
小2の男の子
「学校にさ、こんなでっかい所に落書きってあんまできないじゃん、だからそれをできたんだから最高じゃん」
卒業生の高校3年生
「懐かしいというのもありますけど、壊されるのは寂しい感じはします」

名前を書いたり絵を描いたりそれぞれの時間を満喫する中、こんなに小さな芸術家も。

参加した母と子ども
「近くに絵の具とか置いちゃって、触るとは思ってなかったんですけど、チョークじゃ物足りなくなったのか、みんなが絵の具を使っているのを見て、気づいた時にはこうやって垂らしていました」

「本当は汚れてほしくないなと思ったんですけどでちょっとついちゃったのでもういっかと思って」

慣れ親しんだ学び舎に思い思いの絵やメッセージを寄せた子ども達。忘れられない夏休みの思い出となりました。