警察と消防によりますと30日午後1時半ごろ、富山県立山町芦峅寺の県道で、登山者を乗せたマイクロバスが、道路脇の電柱に衝突・横転する事故がありました。バスには40代から70代の男女17人が乗っていて、このうち68歳の女性1人が重傷、ほか3人が軽いけがをしました。

提供:視聴者

バスに乗っていた男性は事故当時の様子を次のように語りました。

バスに乗っていた男性:「何か、ちょっと運転が、蛇行するなって感じがしたんです。すると間もなくです。左のガードケーブルの支柱にドン、ドン、とぶつかって、そのあと反対側の電柱のほうに向かっていって、ドンと正面からぶつかっていったんです…せっかくみんなできたのにね。楽しい山(登り)やって帰ったのにね。帰りにね、大きい事故になっちゃったなって感じです」

このバスには、秋田県から北アルプス立山連峰に登山に来ていた山岳グループの男女17人が乗っていて、このうち青森県の68歳の女性が鎖骨を折るなどの重傷、ほか3人が軽いけがをしました。

山岳グループは今月27日に立山連峰に入り、立山や剱岳などを回ったあと30日、秋田県に帰る途中でした。

乗客によりますと、横転したマイクロバスはレンタカーで、運転していたのは、ほぼ毎年依頼していた75歳の男性でした。

北陸電力送配電によりますと、現場付近では午後2時過ぎから10世帯未満が一時停電しました。

警察と消防が、乗客や運転していた男性から当時の状況を聞くなどして、詳しい事故の原因を調べています。

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