30日の日曜日は土用の丑の日です。鰻を食べて暑さを乗り切りたい所ですが、料理店では入荷が難しいと頭を抱えています。

(井口キャスター)「厳しい暑さが続く中で食べたくなるのがウナギ良い香りが漂っています」

大分市の割烹料理店たちばな亭では、年間最大の需要期に向けて看板メニューのうなぎの仕込みに追われています。店では養殖1年未満の「新仔うなぎ」にこだわって入荷していますが、稚魚の不漁などの影響が出ています。

(たちばな亭・牟田賀亀店長)「仕入れが難しいんで今、もう昔だったらほしい時に言えば入ったけど入らないから、今は在庫が無くなり次第終わり。初めてですこういうのは」

ふっくらと香ばしく焼かれた鰻に創業以来変わらない秘伝のタレが合わさったうな重は人気の一品です。仕入れ価格の高騰により値上げに踏み切っていますが、土用の丑の日に向けては例年通りの注文量を見込んでいます。

(たちばな亭・牟田賀亀店長)「好きな方は食べてくれるので、縁起担ぎもあるし暑いので今年はスタミナをつけてもらって乗り切ってもらいたい」

漁獲量の減少で高嶺の花となりつつある鰻ですが、夏の暑さを乗り切る風習は根強い人気といえそうです。