政府は、災害に強い国づくりの指針となる「国土強靭化基本計画」の改定を閣議決定しました。線状降水帯をスーパーコンピューターで予測するなど、デジタル技術の活用を盛り込んでいます。

岸田総理
「この基本計画においてデジタル等新技術の活用、地域における防災力の一層の強化を新たに位置づけ」

岸田総理は国土強靭化推進本部で、災害に強い国づくりのためデジタルなど新しい技術を活用する考えを示しました。

きょう閣議決定された計画では、▼気象庁が今年3月に運用を始めたスーパーコンピューターを使い、線状降水帯や台風の予測精度の向上を目指すとしています。

また、▼住民の安否確認にマイナンバーカードを使用するほか、▼救助活動にドローンを活用することなどが盛り込まれています。