名古屋城のバリアフリー化をめぐり、差別的な発言を受けた車いす利用者に市長が直接謝罪しました。
(河村たかし名古屋市長)
「こういう重要な問題については、局長なり市長なりが直接出向いて話をしなくては」

この問題は、6月に開かれた名古屋城天守閣のバリアフリー化に関する市民討論会で、参加者が車いす利用者に対して差別的な発言をしたものです。
名古屋市の河村市長は当時、自身や市職員が現場にいたにもかかわらず発言を制止できなかったとして、26日に車いす利用者と約2時間の面談を行い、直接謝罪したと明らかにしました。

市は、この問題の検証を終えるまではバリアフリー化の議論を進めない方針で、車いす利用者は「検証結果の報告をもって正式に謝罪を受け入れる」とコメントしています。
