福島県いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」で、国内で唯一飼育展示されていたクラカケアザラシの「くらまる」が25日午前4時ごろ、死にました。

アクアマリンふくしまによりますと、クラカケアザラシはオホーツク海など北の海に生息していて鞍をかけたような白い模様が特徴です。

「くらまる」は2015年に北海道で保護され、研究飼育のためアクアマリンに搬入されました。一般公募で名前がつけられ、かわいらしいハート型の鼻で人気を集めていました。

暑さに弱いため展示は秋から春にかけて行われ、5月からはバックヤードで飼育していましたが、7月になって食欲がなくなり、治療の計画を立てている最中だったということです。

死因は心不全の可能性が高いとみられています。