朝鮮戦争の休戦協定締結70年の記念行事に出席するため、ロシアのショイグ国防相率いる代表団が北朝鮮に到着しました。外国の高官の訪朝は、新型コロナ対策で2020年に事実上の国境封鎖をして以降、初めてです。

タラップから延びる赤いじゅうたんの上を歩くロシアのショイグ国防相。掲げられた看板には「ようこそ同志」と記されています。

ロシアの国防省は、ショイグ国防相率いる代表団が北朝鮮の首都・平壌近郊の順安にある国際空港に到着したと発表、映像を公開しました。ショイグ氏らは朝鮮戦争の休戦協定締結70年の記念行事に出席するということです。

北朝鮮メディアもショイグ氏らロシア代表団が25日の夜、平壌に到着し、北朝鮮の強純男国防相が出迎えたと伝えました。外国の高官が北朝鮮を訪れるのは新型コロナウイルス対策で2020年1月末に事実上の国境封鎖をして以降、初めてとなります。

北朝鮮は27日をアメリカに対する「戦勝記念日」と位置づけていて、今回のショイグ国防相の訪朝はアメリカに対する両国の共闘姿勢を強調するねらいがあるとみられます。